現代美術キュレーターという仕事
08/25/2020 01:45:55, 本, 難波 祐子
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によって 難波 祐子
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内容(「BOOK」データベースより)展覧会を企画・運営して作り上げるプロフェッショナルであるキュレーター。1950年代から現在まで、日本で企画された数々の展覧会を紹介しながらこれまでの歩みを振り返り、日本独自の文脈から生まれた「学芸員」の時代からグローバルで今日的な「キュレーター」の時代へという変遷を追う。キュレーターの現状を紹介して今後のあるべき姿も言及し、時代の新たな価値観を創造するキュレーターの魅力を明らかにする。著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)難波/祐子 キュレーター。多摩美術大学非常勤講師。ロンドン大学東洋アフリカ学院(SOAS)学士号(社会人類学)、ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(ロンドン)修士号(現代美術キュレーション)。2006‐11年、東京都現代美術館学芸員を経て、展覧会やワークショップの企画運営をおこなう株式会社I plus Nを設立。専門は現代美術・文化研究、アートによる子育て支援事業、地域活性化事業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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筆者の難波祐子氏はキュレーターで、多摩美術大学で非常勤講師をされています。一般的には「キュレーター」という名称はまだまだ馴染みがなく、学芸員との違いも明確ではなく、本書が書かれたことで理解が深まり、その役割を考えるようになる一石としてとらえました。筆者は14ページで「『キュレーター』とは展覧会企画をおこなう人、そして展覧会を通してなんらかの新しい提案、ものの見方、価値観を造り出していく人として定義したい」と語っています。かなり重要な役割なのはこの定義を見るだけで伝わってきました。ただ、本書のポイントの一つである「第1章日本における「学芸員」の守備範囲」は10ページの分量でした。もう少しこの箇所の内容を膨らませていただきたかったと言うのが感想です。第2章日本キュレーター前史「学芸員」のはじまり黎明期 一九五〇年代、第3章「学芸員」から「キュレーター」へ転換期 一九六〇〜八〇年代、第4章「キュレーターの時代」発展期 一九九〇年代と、これまでの経緯や歩みを詳述しています。美術展史、博物展史のような趣でしたし、それぞれの展覧会における学芸員の方の苦労や裏話も紹介してあるのですが、門外漢にはさほど興味を示さなかったのも事実です。「第5章これからのキュレーター像」が一番関心を持って読んだ箇所です。21世紀の開かれた美術館として、森美術館、金沢21世紀美術館ほかの先進的な取り組み事例が紹介してあります。現代美術という少し捉え辛いジャンルをより身近な存在へと変化させる苦労が理解できる個所でもありました。「東京ビエンナーレとその時代中原佑介インタビュー」と題する対談がラストに収められています。中原佑介氏は京都精華大学教授や兵庫県立美術館長を務めた方で、この対談の翌年に鬼籍に入られました。その意味でも貴重な対談ですし、掲載だったと思います。
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